駆動系 2008/06/14更新
●ファイナル関連(2006/05/21) ●クラッチ関連(2009/06/28)
●ミッション関連(2009/06/28) ●プライマリー関連(2009/06/28)

■ファイナル関連
【フロントプーリー磨耗】(2006/05/21)
プーリー全体 フロントプーリーが磨耗限界に来ているという事で早速の交換となった。もちろん私だけでは無く前オーナーからのつもり積もった物である。ここまでの走行25.300km
S1も1度交換した事がある(約18.000km時)こういう事実から考えてもこれは結構頻度の高い消耗品という事になる。写真はS3から取り外した物
ギア部アップ どういう具合に磨耗してくるのか写真に収めたつもりの写真。ギヤの断面の中に更にもう1段、段が入っているのを確認してもらえるだろうか?
歯車の下のほうに変なハイライトが走っているのが見えると思うが、そのハイライトの厚み分が削れた量になる。
概念図 という訳で、概念図でどういう磨耗が起こるか解説しておく。磨耗といってもベルトとプーリー間が磨耗して使えなくなる事は先ず無い、なぜならこのドライブシャフトとフロントプーリーを接合するギア部の方が先に磨耗してしまうからだ。恐らく設計としてはドライブシャフト側が磨耗してしまうと交換が大変なので、わざとプーリー側の材質をやわらかい物にしているようである。(裏付根拠無し)この磨耗が過ぎるとどうなるか?この概念図を見れば容易に想像できると思う。そう、シャフトドライブがいくら回転してもその動力はプーリーに伝わらず...つまりは走行不能になる。

■予兆!?
実は前兆を“音”で確認する事ができる。但し通勤など毎日乗っていないと敏感に感じ取れないと思うが...
個人的な感覚で申し訳ないが『70年代の謎の飛行物体の飛ぶ音』が走行中どっからともなくしてくるのだ。低音の利いた共鳴音とでも言おうか...
ちなみに熟練メカニックは取り回しの『最初の一押し』で判るそうである。出だしに何か引っかかるような感覚があるそうだ。この頃は毎日乗らなくなったので今回のS3のプーリー磨耗は全く気がつかなかった。やはりマメにディーラーに点検出すのがいいのかも?

■クラッチ関連
【VPクラッチ装着】(2008/05/27)
クラッチ本体 昨年辺りからクラッチ操作の負荷時に手首痛を患うようになった...身体のメンテナンスも試みてはみたがw クラッチの負荷を軽減するのも一つの対策かと思い装着。実は昔からこの手の装置をつけた時点で“負け”wみたいなイメージがまとわりついていた為、今回の装着はかなりの葛藤があったが、楽しむ為に乗るのに苦痛を味わいながら乗るのはおかしい。背に腹は変えられないという事で...w まぁ、そんな個人的拘りはどうでも良いとして、

さて、今回装着した装置は“TPP Variable Pressure Clutch”巷ではVPクラッチと称されるクラッチ操作を軽くする装置。愛媛にあるハーレーディーラーブルーパンサーで取り扱っている。EVO系Buellに適合する品番はTPP005。XL1200スポーツスター用とされているがSHOPにBuellで使用する旨を申し出ると、少し味付けの違うものが手に入るという事らしいので(裏付無し)購入される場合は念のため『Buellで使用する』と言っておいたた方がいいだろう。価格は定価¥31,290(`08/6現在)私はいつもお世話になっているディーラー、寺田モータース経由にて購入。S3の車検に合わせて装着をお願いした、取り付け工賃¥10,500/1h(`08/6現在)


■インプレッション(2008/05/27)
S3の車検が完了して引き取りに言った際、
街中を1時間程度走行したインプレッションを少し...

確かに軽くなった!この変化は普段感覚音痴の私にもハッキリ解る。だからといって手首痛とはおさらばか?というとそうでもなさそう...w
それはさておき、あまりの軽さに逆にちゃんと切れてるのか繋がってるのか不安になるほど...w
たぶんこれは今までずっと純正の重さのままで操作していた慣れのせいで、時間が経てば違和感は無くなると思う、ただ、今取り付けているアントライオン製のクラッチレバーキットとの相性がやはりいまいちなのか?タッチがいまいち好みではない...もう少し調整をしてみようとは思うが、駄目だったらこのレバーキットを売っぱらってノーマルに戻すと思う。念のためにいっておくが、このタッチの好みの問題とVPクラッチによる軽量化とは全く無関係である事を付け加えておく。VPクラッチは本当に効果がある。後は費用対効果か? 実はMRCクラッチも既に入手済み、そのうちタイミングをみて取り付ける予定である。(VPクラッチとMRCクラッチは併用可)


【MRCクラッチ装着】(2009/06/28)
MRC&ノーマルクラッチ さてさて上記のインプレッションで書いた通りいいタイミングが訪れたので、ずっと温存しておいたMRCクラッチを組み込む事にした。結果としてはVPを入れた段階で十分軽くなっているのにこれ以上軽くしてどうするのか?っていうくらい軽くなったw
ただし、やはりその性質上クラッチミート〜切り離しまでのストロークが長くなるので実質の遊びがほとんど無くなった...調整次第でもうちょっと何とかなるかも知れないが、クラッチを滑らすのは恐いので今のままそっとしておく、そのうちこの感覚に馴れるだろうw
実をいうとMRCクラッチ装着に関してはダービーカバーを外すだけで交換可能なので、どうしても今の感触が気に入らなければノーマルに戻そうと思う。

→(2021/04/24 N出しずらくなり、ノーマルに戻す)

■ミッション関連
【ディテントプレートを対策品に交換】(2009/06/28)
新旧比較 これもEVO乗りの間では有名な話だが、S3はまだ未対策であった。特に古いタイプをそのまま使っても問題ないと思うが、部品もそれ程高くは無いので交換しておいた。これによりシフトにキレが生まれるw。形から推測できると思うが旧部品と比べて小気味良くシフトするようになる。旧部品は対策された事により廃盤となった、古いほうのタッチが好みだったという方は中古で部品を持っている人からもらうしか手立てはない。ちなみに私は2個持っているwご所望の方は連絡して欲しい。

(品番33656-90A 価格:¥950/個 2009/6月現在)

■プライマリー関連
【プライマリーチェーンテンショナーを対策品に交換】(2009/06/28)
新旧比較 これもEVO乗りの間では有名、プライマリーチェーンテンショナーである。こちらもディテントプレートと同じく対策された部品が出ている。ただこちらは交換しておいた方がいいだろう。その理由は一目瞭然、樹脂をかませてあるプレートの厚みを見て欲しい。旧式の場合、何らかの力によってこのプレートが割れてしまうようだ、もちろん走行中にこのプレートが割れたら、被害はこの部品だけで治まらないのは明らかである。

(品番:39975-90A 価格:\6,500 2009/6月現在)


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