給排気系 2006/09/01更新
●マフラー消音対策 (2006/04/08) ●エアクリーナー関連 (2007/08/13)
●サイレンサー関連 (2011/09/29)

■マフラー消音対策
【OVERRACINGサウンドアジャストSYSTEM-1】(2006/4/08)
コントローラー全体 中古で購入したS3はその吸排気とも“寺田チューン”が既に施されており、その走りはある意味とてもBuellらしいメリハリの効いたもので気に入っている部分である。(正直S1より走る!!)しかしながらそれと引き換えにすさまじい“爆音”とも付き合っていく覚悟を強いられる事になるのだが、時代は既にそれを許してくれず、また自分もそれを許容できるほど若くはない(笑)既にS1はノーマルサイレンサーに戻してしまった。こいつもノーマルに戻すか?と葛藤したあげくこのような暴挙(笑)に出てしまった。 OVERRACING社製サウンドアジャストシステムなるものを購入、寺田モータースにてマフラー排気口に取り付け加工を施す。サイレンサー排気口付近にバタフライで開閉できるシステムを装着し、排気音をTPOに合わせてコントロールしようという装置。それをワイヤーハーネスでハンドル付近に設置するコントローラーと結び、遠隔操作で4段階に調整できる。

コントローラーアップ コントローラ部のアップである。コイツをチョイスした理由は2つ、 1つ目は現状の排気周りの部品(純正レースヘッダー+寺田オリジナルサイレンサー)を変えたくないという事。 2つ目は家から出かける時、帰ってきた時に回り近所に迷惑をかけたくないという事。 私はマンション住いなのでやはり周りの目が気になる。『近所迷惑だろうな』と後ろめたく思う自分が嫌な思いをしなくて済む且つ高速や山で気持ちよい走りがしたいというわがままな観点からの選択だ。その昔S1を自宅前でアイドリングさせていて近所のおばさんに怒られた時は正直へこんだ(笑)

マフラー部 写真のようにサイレンサー出口付近に装着する。 この中にバタフライが仕込まれていて手元のレバーを操作することによりこのバタフライ部を回転させ排気コントロールし、音量を変化させる仕組みだ。消音と性能は両立しないという観点から割り切った考えのシステムではあるが、自分的にはその効果は十分である。

部品単体 写真はメーカーのH/Pから、今回はサイレンサーの材質に合わせてチタン製をチョイス。商品はこれ以外にステンレス製のものもある。コイツの発展形として車速に応じて自動でバタフライを開閉させるシステムもあるようだ。ハーレーに装着するなど専用設計となっているみたいだが...

アフィリエイトLink→OVER:オーバー/サウンドアジャスト SYSTEM-1(チタン)

■試走する(2006/04/08)

結論から言おう、バッチシである。この装置がかき消してくれるのはあくまでも“排気音”のみで、タペット音等のメカノイズは消えないが(当たり前だが)如何に排気音が大地を揺るがすほどの重低音で響いているかが実感できた。消音状態にしても車の流れには十分ついていく事も可能。開放状態では装着前と同じパフォーマンスを得られる。ちょっと痛い出費だったが、小心者である私の強い味方(笑)の誕生である。

しかし、帰ってきてから注意書きなる説明書を読むとバタフライ全開状態以外のポジションでアクセル全開走行を続けると発熱で損傷する、『通常走行時はバタフライ全開にして下さい』と書いてある。バタフライ推奨角度は前閉〜30km、30°〜50km以下、60°〜80km以下、80km以上は全開と書いてある。

シャーシダイナモ禁止、極度の高回転でのワインディング走行、サーキット走行も保障できないとも書いてある。長期インプレが必要な予感...(汗)

■サイレンサー関連
【サイレンサージョイント部クラック!】(2006/7/16)
クラック写真その1 洗車していて発見した。最初は妙にサイレンサーが揺れるので、ビューエルの定番『柔らかく取り付ける』鉄則に則ったものと思っていたが、よくよく見てみると...
クラック写真その2 そっとサイレンサーを取り外してみるとクラックはほとんど1周していた。まさに首の皮1つ状態。先日行ったS2ミーティングで紀伊半島を縦横無尽に走ったせいだろう(笑)しかしこれがツーリング中に外れて落ちなかったのが不幸中の幸いである。早速、寺田モータースへ修理に出した。修理代、内容などは追って報告する。

【クラック修理完了】(2006/9/01)
修理完了 ようやくサイレンサーが修理から帰ってきたので装着。どうやら溶接修理では無く、リベット部から前部分を全交換したようで、綺麗になっていた。またサイレンサー胴体部の筒にも若干えくぼ状の窪みがあったので『簡単そうだったら直して下さい』とお願いしていたところ、そこも綺麗に直っていた。金額は¥6.300思ったより安く済んでホッとしている。

【マフラーステー(Rr側)破損】(2011/9/29)
ステー割れ リプレイスマフラーの宿命!wステー割れである。割れる部位はステーだったりマフラーバンドだったりするが、当方この写真のステー(しかもアルミ材)で2万km超えは十分合格点をあげてもいい。寺田モータースでは単にステー交換だけではなく、ヘッダーのフランジからこの最後のステーまでエキゾーストシステムの取り付け部位を全て一旦緩め、徐々に各部増し締めしながらそれぞれのパーツが1番ストレスなく繋がる様に組上げてくれる。 『Buellは決まった位置が出ないので変に偏った位置同士で固定し、最後にねじるような感じで接合してしまうとストレスから破損しやすくなりますから』とはメカニックY氏。単にステーの強度だけを求めるのではなく、こういった思考も耐久性に貢献してるのかな?と思う。ただ、『次割れたら、(今回もアルミなので)鉄にしましょう。』とは言ってたが

レーシングヘッダー&寺田オリジナルチタンサイレンサーの組み合わせはFr側の接続が深く、しっかりしているので、リア側のステーが破損してもいきなりサイレンサーが落ちる事は無かった。

■エアクリーナー関連
【エアクリーナーステー破損】(2007/08/13)
ステー全体 いつの時点で割れていたのかは不明。スロットルケーブルを這わせるのに、エアクリーナーを外した時点で発見した。 寺田モータースへ溶接修理をお願いしに相談へ行ったのだが、新品が手に入るならもちろんそっちの方が良いと諭され、価格を調べたところ¥3.000ちょい(2007年8月時点)と、思ったほど高額にいたってなかった。(Buellにしてみれば)しかし今回はBuell仲間のお一人から部品供給を受ける手はずになっているので購入には至らず(笑)オールドBuellerにとって仲間との持ちつ持たれつの関係は本当にありがたい。M氏に感謝。
クラック部アップ さらにクラック部分のアップ。上の写真をみて貰えば一目瞭然だが右は切りかきが無いのに対し、今回割れた左は切りかきがあって、その分細くなっている。
フレーム&ブリーザーボルト この取付部である相方のブリーザーボルト(リアバンク側)形状がフレームと接触する為このボルトは容易に取り外す事が出来ない。よってこのステーの方に切りかきを設ける事で装着を容易にしているのだが、この切りかきのおかげで強度が低下しているのは一目瞭然である。
加工後 実はこのステーはレースキット用のもので、標準の物には切りかきはなさそうである(パーツリスト確認)なので、次回取り付ける時の事を考えブリーザーボルトの方を加工して、取り外し易くしてみた。

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