タイトル
2005/10/14 納車

何故、今更S3なのかっ!?
理由は様々付け加える事ができるが、あえて一言『昔から欲しかった』のだ。
振り返れば、S1を購入した当時の私はS1やX1等、いわゆる当時のBuellらしいストリートファイター的なスタイルしか興味がなかった。つまりS3など『普通のバイクスタイル、理不尽に高い(笑)』と鼻から眼中に無かった訳である。
さて、最初はそのスタイリングに惚れて購入に踏み切ったS1だったが、過去に国産4気筒しか乗ったことの無い私にとって、OHV、Vツインのフィーリングは最悪そのものだった(笑)
しかしそれも2ヶ月もすれば和らいでいき、やがてはそのフィーリングこそが病みつきになる。こうなるともうお終いだ(笑)そんなBuellライフをスタートさせた私は当然のように購入したS1を溺愛していくのだが...BMJ等を通じてBuell仲間の環が広がるにつれ当然のようにS3オーナー達とも自然と交流が増える。既にスタイリングだけで惚れて買った自分はなく、Buellのフィーリングそのものの虜になっている自分が旅先などで嫌でもS3の良さが目に付くようになると(積載性、ウインドプロテクション性等)後は時間の問題だ(笑)
いつしか『ああ、俺もいつかはS3だな』と思うようになり、回りに口にするようにもなっていった。しかし自分には最愛の1台がちゃんとあり、それはそれで十分に所有感を満足させた。『今はまだ必要ない』そう思う事にした。そして時は流れ...

S3-FQ 写真は納車された翌日、広島は厳島に宿泊した際、宿泊先のホテル前で撮影したものである。実を言うと今回の購入は妻には内緒だ(爆)今のところまだバレていない...(バレたらバレたで開き直るしかないが) どうやって誤魔化しているかと書くと長くなるから書かないが、それなりの工夫が施してある(笑)(→2007年の正月、見事にバレる!!(笑))

過去にもいくつか同じような出会いはあった... コイツとの出会いは、いつも世話になっている寺田モータースで下取りに出されるとの情報を入手、物が来たら真っ先に連絡をお願いしてあった。
物を見て、条件を聞き『今後2度と同じようなコンディションのマシンにはめぐり合えないだろう』という結論にすぐ行き着いた。コイツが他のオーナーに乗られることを想像すると嫉妬に似た気持ちが沸々と沸き起こり、いてもたってもいられない。それ位、今まで見てきたどのS3よりも条件が良かった。ワンオーナーで面倒は全て寺田モータースがみてきた。走行距離はそれなりに伸びているが、見た感じの程度はいい。98年式、最後のキャブ、MAXPOWER仕様だ。更に給排気をトータルで寺田がチューンしているのでバランスもGood、ノーマルパーツも全て揃っている。前オーナーは無理をしない方らしくエンジンは問題ないだろうと寺田社長。タイヤの端はそれを物語っていた。値段交渉に入り、多少の迷いはあったが決断するまでに15分もかからなかったと思う...(笑)

S3-RQという事で、やっぱり当然なのだが、積載性がすごぶる良いっ!!今までS1の時は、事前に宿泊先ホテルにどんなアメニティが用意されていてるか聞き出し、最低限のパッキングをして背中にしょったり、狭い後部座席にこれまたちっこい鞄をくくりつけたりしながらやりくりしてた自分がバカラシイッッ!!
そういう貧乏根性が染み付いていたのか!?最初パッキングしたらパニアの積載量の1/4の荷物も無かった、もちろん自分的には贅沢なパッキングをしたつもりだったが...帰りには子供たちにご当地お菓子(これが意外に箱が大きくかさばる)を買って帰る事ができるし、荷物がつめるというたったこれだけの事だが、こんなにも余裕のある旅ができるものかと感心するばかりである。
次に上げるのがウインドウプロテクション。S1の時は風圧でジャンバーが膨らみ、首周りが締め付けられるような格好になって息苦しくなってくる。なのでそれを防ぐ為、荷物がなくてもボブルビィをしょって背中を押さえ、ジャンバーがある程度膨らむのを防ぐというけなげな努力をしてきた。が、これももう無用。いつもの革ジャンで高速を走ったが、全く膨らむ気配は無かった。

後は、タンク容量が大きくなって航続距離が伸びたことや、シート座面が広くなってこれはこれで快適になった事(S1はS1で長距離でも不満は無いが...)最後になったが、S3は日本ではそれこそ地味な扱いだが、米本国では当時のラインナップ中1番人気の機種であることから考えてもそのトータルパフォーマンスは高い、(確かにあの大きな大陸を縦断するにはS1ではつらすぎるけどねぇ〜(笑))日本でもS1系、X1等を数年乗ってからS3やS2に乗り換える御仁も意外と多い事を考えると本当のBuellのよさを知ってる人はS3を選択するのだとあえて(笑)言い切ってしまおう。
ただし、車幅感覚には要注意。意外とパニア(ディープタイプ)の幅はすごい。S3に乗り始めて2日目という短さから、ついS1の感覚で通り抜けようとしてパニアを引っ掛けてこけた(泣)幸い徐行程度のスピードで大きな被害はなかったが、それでもパニア外板は傷補修、再塗装という結末になった。ナロータイプの蓋も欲しいところだが、相変わらずのBuell価格に手も足も出ないでいる。(→2006/9ヤフオクにて中古のナロー蓋をGet!)


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