■キャリパー&サポート |
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【HSC製リアブレーキキャリパーサポート+ブレンボ4POTキャリパー】(2002/08/20) |
おそらく、私にとって初めてのパフォーマンス系カスタムではないだろうか?(笑)今までつけていたノーマルに不満があった訳ではなかったのだが、今年('02)の春、とあるイベントでHSCカスタムS3に試乗する機会があり、そこで味わってしまったのが運のつき...一つは低圧縮ピストンによるエンジンフィーリング、もう一つがこのリアブレーキ(試乗したのはニッシン6POTだったが)だった。低圧縮カスタムはさすがに予算の都合上無理だがブレーキなら...と密かに狙っていたのである。
さてさて効果はいか程のものか?実は装着してからまだそれ程走り込んでないので、たいした事は書けないのだが、第1は良く効く(注意しないと速効タイヤロック!?普通に止まる分だけならリアだけでOK)第2は踏みしろ幅増大によるコントロール幅の向上、これに比べたらノーマルなんてON/OFFスイッチみたいなもの。(もちろんノーマル時代はこれで普通と思っていたが...)今回の取り付けはお金が無く(笑)あつかましくも神戸でS3乗りのGO-1氏の所に道具&手(笑)を借りての交換。その時ちょこっと乗ってもらってのインプレッションは『ええなぁ〜俺やったらもうちょっと効きの悪い(ブレンボ純正パッドより攻撃性の低い)パッドでもええかな?』とのこと。このGO-1氏、知る人ぞ知るリアブレーキ信仰派!!そういう方にも御墨付きを貰って一安心、自らのインプレッションはおいおい載せていこうと思う。 |
●HSCキャリパサポート
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まず特筆するのはこのサポート!後輪軸受け部がピロボール構造になっていてサポート自身が3次元的動きをする。開発元のHSC曰く『ディスクって真っ平じゃないからね、その形状に追従するにはキャリパー自身が自由に動かないと!』との事。もちろん微妙な範囲での話ではあるが、サポート1つとっても“こだわり&チャレンジ”な!?まぎれもないHSC製品なのである。良い悪いという話はあるだろうが、他社の製品にこんな特徴のあるキャリパーサポートは他に無い。 ちなみにキャリパーはブレンボ4POT、フロント右用である。 |
●マスター周り
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マスターシリンダーはHSCの推奨という事で純正のニッシン製を使用する。ノーマルのホースでもいけるとの話だったが、PLOT社製のメッシュホースをチョイス。そこで問題になったのがブレーキランプ点灯スイッチ。ノーマルのホースは途中でスイッチを取り付けていたが、汎用のメッシュホースではそれもできず、バンジョーボルト一体式のスイッチをチョイスする事に...そこで私の目に止まったのが“FireBolt”の純正スイッチ、汎用品が¥4.000〜¥8.000位で流通している製品に対し、なんと純正価格¥2.100!!!写真で見て頂いても問題なく装着できる事が分かる。 で、せっかくキャリパー、ホースが新品になるのでマスターだけ洗浄し、フリュードをDOT5→DOT4に変えた。ということで“DOT5”と記述してあるリザーバーではまずいだろうという事で、用品屋で小振のリザーバーを新調、純正と比べて2周りくらい小さいが、この3年間、フリュードを足した記憶が無いので容量減は全く問題ないだろう。格好も何となく大人っぽくてかっちょいい(笑)リザーバー、マスター間のホースも新調した。 |
●ホース取り回し
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今回取り付けたバンジョーアダプターはマスター側に20°の曲りの入ったものを使用。マスター側はその下をドライブベルトが通過している為、干渉しないように一旦前方に振ってからノーマルホースとほぼ同じ経路でキャリパー側に通した。前方に振る為には20°の曲りの入ったものでなければフレームと干渉してしまう。贅沢をいうと90°曲りのものが欲しかったが、同メーカーからは20°曲りかストレートしか出てないらしい。ホース長は750mm |
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【ホース取り付け口&取り回し変更】(2003/04/13) |
・変更前 | ・変更後 |
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ブレンボキャリパーはドレンキャップの口とバンジョー取り付け口が交換可能である。という事で、前回の取付けよりスマートに取り付けられると判断し、入れ替えを敢行。バンジョーアダプターは以前取付けの20°の曲がりの入ったタイプではキャリパーサポート&ディスクに近付き過ぎるのでストレートタイプに変更した。ブレーキホース長は前述した通りの750mmで少しあまる感じ、実際700mm(実測720mm位)で無理なく装着できるとの報告を受けた。 |
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【遮熱板】(2003/07/10) |
実はついこの間、リアブレーキをフェードさせてしまった...タイミング的には交換したパッドが悪いとは思っているが、前の車検以降ノーマルマフラーの仕様にしており、これが良く見ると(見なくても!?)排気口がリアキャリパーを直撃している。とある方々に排気熱がキャリパの自然冷却を妨害しているとの意見も頂き、とりあえずこんなもの自作して取り付けてみました。裏側には断熱グラスウールを貼っている、素材はアルミ。効果が有るか無いかは今後判明する予定... |
■ディスクローター |
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■Y2Kディスクローター(2001/10/15) |
新車購入時からいくらフローティングとはいえ...という感じで、ここまで引っ張ってきた旧ディスクローターであったが、ついに交換するに至った。今回はBMJメンバーでもある極悪商人越後屋の肩書きをもつI氏にも協力頂き、非常にコスト削減のできたローター交換となった。この場をお借りしてお礼申し上げます。 |
このディスクローター、正規ルートで購入すると1枚¥34800、ディスク単体でしかも340φという大径ディスクを考慮に入れるとそれ程高くないように感じる。(どちらかというと安め?)しかしこのローターBuell社としては前作のディスクの不出来を詫び、ゴメンナサイ価格という意味なのか本国(米)では$104.99!?(¥14000位)という超破格値の価格設定となっている。じゃぁこの国内(日本)とのこの価格差はなんなの?って事で、越後屋さんの協力を得て平行輸入を敢行!!結果は¥19250で自分の手元に到着!これ見たらまともに買うのが馬鹿らしくなりません?越後屋さんへのアクセスはリンクページから、それから取付ボルトはBMJ情報によるとハーレー用のトルクスボルトの方が品質が良くて少し安いらしい。それから間違えてもボルトの遣い回しは考えないように、99年式以前のボルトはテーパーがかかっていて、Y2Kのローターにはフィットしない... |
・Y2Kローター品番:45166-00Y ・取付ボルト品番:3655A(H/D用部品※必ずAがついてる事) |
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さて次なる問題は交換作業になる。このローターのボルト、恐ろしい程の量のロックタイトが塗りたくっているらしく、なまじシロートがやると偉い目に遭うらしい。という事でSHOPにお願いしたいとこだが、なんせ物は裏ルート平行輸入品、正規代理店に頼めるかどうか悩んだが、どのみち他に頼るとこなく、お願いしてみた。結果はあっさりOK!?悩んでいたのがバカらしい。工賃は割高になるかな?って思ったが、これまた正規品と同じ値段でやって頂いた。Tモータースにはいつもお世話になります。 |
画像でも少しは伝わるかと思うが、噂通りの壮絶振りを目の当たりにする事となった。画像には納めていないが、この作業でSnap-Onのヘックスソケット2個がねじれてお亡くなり(1個はねじ切り)になった。真剣に作業してる横で写真撮るのも結構気が引けたが、そこはジャーナリズム根性という事で(笑) |
バーナーであぶる図、画像がいまいち解り難いが、裏からホイールハブに対してバーナーを当てている。膨張率の差を利用した方法らしく。メカニックいわく『ボルトには直接火は当てない』そうだ。ただやはりこの方法は少なからずベアリングには良くないとの事で、越後屋さんとこでは極力火を使わない方法で交換していただけるとの事。興味がある方はCOSMICさんまで。 |